口の中の金属は唾液、歯磨き、咀嚼(噛むこと)により、ごく微量ですが時間とともに溶け出しています。
この量は、唾液量や唾液のPH、噛む回数などにより個人差はあります。この溶け出した金属を、自分の力で排出できなければ、
蓄積が進み体を汚染する可能性が考えられます。
また、口の中に入っている金属にアレルギーがある場合、その症状が体や口の中に出現すると、何らかの障害が生じることもあります。
このような、体に有害となる金属を取り除く治療をデンタルデトックスといいます。
現在、技術の進歩により、ほぼすべての治療をメタルフリーで行うことができるようになりました。
金属の詰め物や被せ物はプラスティック系樹脂(保険適応)やセラミックに交換することができます。
また、 金属による歯の変色も同時に治せます。有害な金属を口の中から取り去ると、本当に気持ちの良いものです。
体の内側からきれいにすることがアンチエイジングにつながります。
体内の有害金属を調べるには体内有害金属測定検査「オリゴスキャン」をご覧下さい。
アンチエイジング医学では、歯科用金属のアマルガムの毒性について警告しています。
これまでの治療で使われていた歯科用金属のアマルガムには水銀が含まれています。
現在では、汚染問題やより良い材料の開発により使われなくなりました。
しかし実際は、かなり多くの方がこのアマルガムを使った詰め物をしておられます。
アマルガムは、唾液や食物の酸で腐食し続け、噛む時の摩擦により水銀を含む蒸気を発生し、
自覚症状のないまま微量ながら体内に毒素として蓄積します。
その毒素は、胎児にも影響を及ぼしたり生活習慣病として発症したり、活性酸素を発生し老化を早めます。
※1991~98年に京阪神と岡山地区で、アトピーなどのアレルギー性皮膚炎のひどい患者を対象の調査で、 歯からアマルガムを取り除いたところ、1年後に70%の患者で皮膚炎が改善、58%が完全に治癒したとの報告もあります。