AA歯科恵比寿の院長Dr小川ブログ

3月8日

歯を抜いた後はどうなるの?

虫歯や歯周病が重度に進行し残すことが不可能な場合や、慢性的に病気があり、度々症状が出る、または噛めない、歯が割れてしまった場合など、やむを得ず歯を抜かなければならない時があります。そして、歯を抜いた後をどうするかがとても大事です。

かみ合わせに関わっている歯を抜いた後はその抜いた部分に人工的に『歯』を入れなくてはなりません。(親知らずは除く)
その歯がないことでさほど不自由しなくても、です。たとえば、真ん中の歯を1本抜いたら、両隣の歯はその隙間をいいことに前に傾いたり横にずれたり、また、その歯とかみ合わせていた歯まで上や下に伸びてしまいます。これは、歯が上下で一対であり、そこへ『噛む』力が加わっているからです。
歯がなくなることで全体のかみ合わせが少しずつ狂ってきてしまうのです。歯が傾くと相対している歯との接触面やかみ合わせの力がへんな方向にかかるようになり、それが虫歯や歯周病を進行させたりしますし、そのせいで肩こりや頭痛などの症状も引き起こしますし、何年かたったときには顎のずれや顔のゆがみも出てきてしまいます。
ですから、抜けたままの状態を放置しておくのはキケンです!
と、また前フリが長くなってしまいました...

で、本題に。
そう、歯を抜いた後の治療は、『ブリッジ』or『インプラント』or『入れ歯』のいずれかで失った部分を取り戻します。
ブリッジとは、読んで字のごとく「橋」という意味です。失った歯の前後(2本?数本)の歯を削って、橋をかけるようにつなげた被せ物を入れる方法です。これは完全に歯にくっつけるので取り外す必要ないですし、装着感もよく違和感がありません。(入れ歯ではないので)ただ、両隣の歯を削らなければならない、というのが欠点です。隣がなんにも治療していないきれいな歯だとちょっと惜しいです。しかし、両隣に歯のある場合コレが第一選択になることが多いですね。治療法が比較的簡便で負担が少ないのが理由です。

または『インプラント』です。これは、歯のない部分の骨を削って穴を開け、骨の中にチタンのボルトを埋めて人工的に歯の根を作る方法です。CT検査や外科的な手術が必要で治療期間もかかりますが、失った部分だけを補い、隣の歯をまったくいじることなく歯が復元するのが最大のメリットです。ですから、ブリッジの欠点が気になるひとにはいいと思います。例えば奥歯2本がなくなって、ブリッジが出来ない場合にはとくにインプラントの需要が高いです。(奥に歯がないと、入れ歯かインプラントのどちらかの選択になるので)自分の歯のようにしっかり噛めますし、入れ歯はイヤだという方はこちらがいいと思います。
あとは、自分の歯も削りたくないし、手術も抵抗がある方は『入れ歯』です。これが一番簡単な方法です。でも、取り外してお手入れが必要なのと、取り外せることで、しなくなってしまうのが多いです。しかも、『入れ歯を入れる』ということが気持ちを老いさせます。アンチエイジングという意味では、やはり自分の歯同様にしっかりと噛めて食事も美味しく食べられるブリッジかインプラントがいいかと思います。

ウチでは、歯を抜いた後の治療に関して、この2つの選択肢をそれぞれメリットデメリットともにお話させて頂いてます。その上で患者様のご希望とお口の状態、生活習慣などを考慮して3人のドクターで最適な方法をご提案しています。
最近、注意しているのは女性へのインプラント治療のご説明です。
インプラントをすると、エステなどで行っているリフトアップ等の美顔の器械が使えないことがあるそうです。金属に反応してしまうんですって。
そうかぁ...。女性としては美の追求ができなくなるのはちょっと辛いですよね。
自分はやっていないからか、全然思いも付きませんでした。患者さんから質問を頂いてからはその説明もするようになりました。

いずれにしても、どちらかの方法で『歯』を取り戻さねばなりませんが、方法については、とにかくドクターとよく相談して決められるのが一番です。
自分の大切な歯です。納得いく治療を受けましょうね☆

TOP