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AA歯科恵比寿の院長Dr小川ブログ

1月23日

お口のトラブルを招きやすい歯の接触癖

歯の食いしばりや歯ぎしりが、歯や顎にとって良くないことはご存知の方も多いと思います。

それ以外にも、歯列接触癖(Tooth Contacting Habit)、歯を何でもない時でもくっつける癖が歯や歯周組織に非常に悪影響を及ぼすと言われています。

考え事や集中している時、運動時や作業時など、食事以外でも歯を噛み締めていたりすることが多い方は、この歯列接触癖があると言えます。

この歯列接触癖で起こり得るお口と歯のトラブルは様々ですが、関連が深い症状として

✔︎歯がしみる、歯肉が腫れやすい

✔︎虫歯じゃないのに歯が痛い

✔︎顎の痛みや疲労感

✔︎詰め物がすぐ欠けてしまう、すり減りが早い

✔︎顎の筋肉が張っている。エラが張っている

✔︎眠りが浅い、首の筋肉が張っている

✔︎肩こり、首のこりが慢性的

などです。また、歯同士が接触した瞬間に咬筋が緊張し、交感神経が優位になるため、いつもエンジン全開、リラックス状態が作れずに顎やお口の中だけでなく、体も疲れやすくなります。

歯同士が接触して良い時間は、食事の際などに瞬間的に触れる時の時間で、1日通して17分くらいと言われています。20分以上歯が接触することは通常ありません。

お口は本来、唇を閉じている状態でも上下の歯は触れず、舌が上の歯の裏側に位置していて、歯同士は触れ合っていないことが正しい状態です。

「え!そうなの?」と思われた方は、もしかしたら接触癖があるかもしれません。これからは、舌を上顎の前歯の裏側付近の凸凹部分に置くように意識してみましょう。自然と口を閉じた時の口元もきれいになり、歯への負担も少なくなりますよ。

歯の接触癖があると、顎の疲労感や痛みの原因になるだけでなく知覚過敏や歯の痛みを感じることも出てくるので、この癖があるな、と自覚ある方はすぐに意識して直していきましょう。

接触癖を直すには?

○舌をいつも上顎に置く癖をつける。舌トレーニングで舌の筋肉を鍛えておくとだんだん上顎につけることが常になります。筋肉が覚えてくれるように意識しましょう。口蓋に舌を押し付けてギューっと10秒→離す(離した時も上顎に置いたまま)を1日数回繰り返してみてください。1週間もすればその位置に置けるようになります。

しかし、意識しないとすぐに忘れてしまいます。しばらくは、そのトレーニングをやっていたことをすぐに思い出せるよう、リマインダーに入れておくとか、洗面台の鏡や仕事場の必ず目をやる所に付箋を貼っておくとか。。何かご自身で思い出せる方法を見つけてください。

○舌のトレーニングを行いつつ、歯を噛み締めていたら、歯が当たっているな、と気がついたらすぐに歯を離す。

を行ってください。

マウスピースをすれば、強制的に歯の接触は防げますが、歯を噛んでしまう癖は意識して直すしかないのです。

そして、歯列接触癖により顎が辛いな、痛いな、開きにくいな、などの顎関節の症状が出てしまう方は、まずはご自身で咬筋のマッサージをしてください。噛む時にグッと張り出す筋肉ですが、耳の下から顎角の付近を優しく円を描くようにマッサージして、筋肉の緊張や硬直をほぐしましょう。

お風呂に入りながら顎のマッサージを行い、ゆっくり大きく口を開けてグーっとストレッチをするのも効果的です。

まずは、自分でできることを今すぐにでも始めてみましょう。

もし、それでも顎の症状が出る場合には、当院ではマイオモニターを使って症状緩和を図ります。

歯のトラブルの原因になり得る歯列接触癖。症状に思い当たる方は

まずはご自身でできる改善法、予防法を行ってみてくださいね。

顎の痛みや食いしばり治療について詳しく

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