AA歯科恵比寿の院長Dr小川ブログ

7月2日

歯を抜くことになったら、、、その後の治療は?

歯を抜かないといけないみたいなんだけど、その後ってやっぱりインプラントがいいの?

と、聞かれることが時々あります。最近たまたま2人の友人から同じ相談がありました。もしかしてこのようなお悩みを抱えている方も多いのではないのでしょうか?少しでも治療選択の参考になればと、今回は、抜いた後の治療法についてご説明したいと思います。

通常、歯を抜いた後の治療方法としては3つの治療方法があります。

インプラント    

 歯を抜いた部分に、人工的に根っこを作り、歯を作る方法。骨の中に多くはチタン製の金属を埋めて、その上に同じく金属の土台を作り被せ物(クラウン)で歯を作ります。通常、歯を抜いてから2〜3ヶ月後にCTを撮り骨の状態を確認してから手術に入ります。治療期間としては少々長く、奥歯の場合ですと、歯を抜いてからインプラント治療が完了するまでに当院の場合では通常5ヶ月〜6ヶ月ほど。通院回数は多くはないのですが、完成まで時間がかかります。骨の状態によって期間に個人差がある治療です。

外科手術を行うため全身疾患がある方や高齢者の方にはリスクの高い治療ですが、メリットは失った部分だけで治療が完結するので前後の歯を削る必要がないことや元の歯のようにしっかり噛める、ということ。「元の歯のようにしっかり噛める」これがインプラントの1番の利点でしょう。自費治療で料金は通常1本25万〜50万くらいと、医院によっても価格は違いますが安くはない治療ですね。その後のメンテナンスですが、基本的には通常のブラッシング方法でご自身の歯と同様のケアをして頂ければ大丈夫です。定期検診のクリーニングではインプラント部位にはそのまま専用のチップを用いてケアしたり外してケアすることもあります。

見た目はクラウンと同じです。


中の構造はこのような感じになります。歯槽骨に数ミリの穴を開けてそこにインプラントを埋め込みます。そして上には同じくチタン製のアバットメント(土台部分)を入れてクラウンをかぶせます。アバットメントは審美性の良いジルコニアもあり、前歯などにはこちらを使うこともあります。

ブリッジ        

歯を抜いた部分の前後の歯を削って3本繋がったクラウン、被せ物を入れる治療です。ちなみに一番奥の歯を抜く場合にはブリッジは通常できません。(延長ブリッジといって、失った一番奥歯の手前2本を削って被せ物を入ることもあるのですが歯の負担を考えるとおすすめではありません。)奥から2番目、ないし3番目など真ん中部分の歯を抜くことになった場合に適応する治療法です。問題がない歯でも削らないといけないことや、歯を被せ物で連結してしまうことがデメリットでもあります。しかし、インプラントに抵抗がある方や手術的な処置はやりたくないな、、という方には良いと思います。神経のある歯を削ることはもったいない感じがありますが、外科手術がないのでその辺りは気分的に楽かもしれませんね。それに治療期間も歯を抜いてから2ヶ月ほど。抜いた部分の歯肉がきれいになったらブリッジの型取りができますので通院回数も少ないです。しかも、今はホワイトメタルとも言われるジルコニアのおかげで昔ほど歯をたくさん削らなくても強度十分で審美製の高いブリッジを入れることもできます。お手入れは、今までよりも手がかかるかもしれません。ブリッジの間は歯間ブラシを使用してください。もし間がきつくて歯間ブラシが入らない場合にはスーパーフロスと言ってブリッジに最適な専用のフロスがありますので、それを使うとさらに完璧に汚れが落とせます。少々やりにくいかもしれませんので、どうしてもスーパーフロスが使いこなせないならクリニックでの定期的なクリーニングでプロにお任せするといいと思います。

このように、歯のない部分の前後の歯を削ってブリッジを入れます。この模型では歯を全周削っていますが、ケースによってはできるだけ歯を残すよう部分的に削ってブリッジを入れることもあります。





ジルコニアセラミックブリッジなら、すべて白くすることが可能です。強度も審美性もよく、
その上金属を使わないので軽くて装着感もとても良いです。

義歯     

いわゆる部分入れ歯のことです。取り外しが必要になるので手間はかかることと、違和感や異物感が大きいことが難点です。しかし、外科的な処置も必要なく前後の歯も削る必要がないのでもっとも侵襲がない治療と言えます。保険の義歯は、歯に引っ掛けるワイヤー(金具)が見えてしまうので審美的に美しくないのですが、自費の義歯では金属やワイヤーを使わないタイプもあります。見た目もほとんど分からないので、ブリッジができない場合やかと言ってインプラントにも決心がつかないという方にはおすすめです。

また、とりあえず義歯にしておいて後々インプラントかブリッジにしようかなという検討中の間つなぎにも良いと思います。そのまま欠損した部分を放置しておくと歯が動いてしまい噛み合わせも悪くなりますし、間が狭くなってその後の処置が行えなくなることもあるので、治療方法に迷ったらとりあえず義歯を入れておくといいですよ。

今は、こんな感じで金属のつかないタイプの義歯もあります。目立たないし軽くて薄く、違和感も少ないです。これで治療完了しても良いしインプラント完成までの仮義歯としても使うことも多いです。

ちなみに、私の友達は今後矯正治療を考えているとのことだったので義歯にしておいた方が良いんじゃない?と話しました。矯正治療で歯を動かすことになると歯の位置も変わってしまうので、矯正を行う予定がある場合には矯正治療が終わってから最終的な補綴(インプラントやブリッジ)をするのがbetterです。

歯の失われた部位や本数によって最適な治療も違いますし、前後の歯含めて噛み合わせの状態や歯周病の有無など口腔環境を考慮してベストな治療法を選択してくださいね。

治療には必ず選択肢があります。治療のご相談は初回カウンセリングで承ります。https://www.a-a-d-c.com

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