【歯科】
歯ぎしり・食いしばりを簡単に治す方法とは?改善、防止トレーニング、治療法を紹介!
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Last Updated on 2025年10月26日 by 小川朗子
恵比寿の歯医者が教える「歯ぎしり・食いしばり」の治し方|原因・予防トレ・治療法
「いつも歯を噛み締めてしまう」「朝起きると顎がだるい」「肩こりや頭痛が続く」「エラが張ってきた気がする」「顔の輪郭が左右非対称になってきた、、、」。
こうしたお悩みは、歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム)やTCH(Tooth Contact Habit:上下の歯を日中も触れさせ続ける癖)が関係している可能性があります。恵比寿の歯医者として、本記事では自宅でできる予防トレーニングと歯科で行う治療を分かりやすくご紹介します。

目次
こんな症状は要注意|歯ぎしり・食いしばりチェック
◊起床時に顎やこめかみが重い・痛い
◊仕事や家事の集中時に無意識で噛み締めている
◊歯のすり減り・欠け・知覚過敏がある
◊詰め物やセラミックがよく割れる/外れる
◊首肩こり・緊張性頭痛がつらい
◊エラ(咬筋)が発達し輪郭が角ばってきた
一つでも当てはまる方は、噛む力の過負荷が歯や顎関節、筋肉に影響を与えているかもしれません
原因と仕組み|TCH(歯が常に触れる癖)がカギ
通常、上下の歯が触れている時間は1日20分未満といわれます。ところがTCHがあると日中も歯が触れ、筋肉が常時緊張→顎や歯へ慢性負担がかかります。加えて睡眠中の無意識の歯ぎしりが重なると、歯の破折・詰め物のトラブル・顎関節症状が起きやすくなります。

今すぐできる予防トレーニング(自宅でOK)
舌の正しい位置(スポット)を覚える舌トレ
“舌先を上顎の前歯の後ろ側(口蓋ひだの少し凸凹した場所=スポット)に置く”のが基本。
1舌先を軽く丸めてスポットへ当てる
2上顎を持ち上げるイメージで10秒キープ
3舌先はスポットにつけたまま力だけ抜く
これを1日に何度も反復。舌が正しい位置に定着すると、上下の歯が触れにくくなり、顎が安静位を取りやすくなります。日中の噛み締めが癖になっている方は、力みそうになった瞬間に舌に意識を移すのがコツ。
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咬筋マッサージで筋緊張をほぐす
奥歯を噛みしめた時に硬くなる咬筋を、指3〜4本で円を描くようにやさしくマッサージ。口は軽く開けて力を抜き、入浴時や就寝前に行うと効果的です。顎周囲の血行が促され、こわばりや痛みの軽減が期待できます。

歯科で行う治療法(症状の早期改善)
就寝時マウスピース療法
睡眠中の歯ぎしり・食いしばりは、無意識の不随意運動ですので自分の意思では止めることができません。ナイトガード(スプリント)を装着すると、歯と顎を保護し、欠け・破折・知覚過敏・詰め物トラブルを予防することができます。
当院ではいくつかの厚みや素材をご用意し、できるだけ装着にストレスのない、ご自身に合ったものを使っていただくようにしています。また、顎の痛みや不調のある場合は咬筋の緊張をほぐす低周波治療器(Dファンクション)を併用し、顎が楽な位置を確認しながら個々の症状に合うマウスピース形態を調整します。
しかし、マウスピースは、顎の運動である歯ぎしり、食いしばり自体を止めるものではありません。あくまでも歯や顎のトラブル、不調の予防・対症療法としての位置づけです。あまりにも食いしばりや歯ぎしりが強く、不調が続いている方や歯の破折既往や顎の強い痛みがある場合は、次項の咬筋ボトックスとの併用が有効です。
マウスピース 厚みや素材違いでいくつかの種類があります。
スポーツ用は二重構造になっていて、瞬発的に噛み締めた時に顎の安定が図れます。

低周波治療器 対症療法としても効果あり。口が開けにくい、顎の痛み、疲労感などにおすすめです。
顎周りの筋肉の緊張がほぐれて顎の開閉がとても楽になります。


咬筋ボトックス注入(適応と注意点)
過度に発達・緊張した咬筋の力を一時的に弱める治療です。歯の欠けや破折の再発、起床時の顎痛、詰め物トラブルが続く方に適応となることがあります。効果は約4〜6か月(個人差あり)。
デメリットとして、一時的に噛むと疲れやすい・力が入りにくいと感じる場合があります。輪郭がほっそりする副次効果が出ることもあるため、見た目の変化を望まない方は医師と相談のうえ適応を慎重に判断します。
当院では施術部位を十分に冷却し、極細針で痛みを最小化。ボトックス施術前に咬合力測定を行い、左右差や力の強さを見ながら注入量を調整します。
長い間食いしばりや噛み締め癖でお困りだった方は、「ボトックスをしてからとても楽になった」とおっしゃいます。

ボトックス注入 Before After




よくある質問(痛み・効果期間・ダウンタイム など)
Q. 施術は痛いですか?麻酔は?
A. 皮膚に直接注射を行うため刺激はゼロではありませんが、冷却+極細針で痛みを抑えます。通常は表面麻酔なしで可能です。
Q. 効果はどのくらい続きますか?
A. 4〜6か月が目安です。継続する場合は4〜6か月ごとに打つと安定しやすくなります。
Q. ダウンタイムや生活制限は?
A. ほぼありません。当日の入浴・飲酒も通常制限はありません。美容施術を受ける際は、歯科でボトックス済みであることを申告してください。
Q. 妊娠・授乳中は?
A. 安全性が確立していないため当院では実施していません。
当院の特徴|恵比寿で続けやすいサポート体制
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恵比寿駅から徒歩2分の通いやすい立地 アクセス・診療時間
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担当医制・個室対応でプライバシーに配慮 当院の設備
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咬合力測定×低周波治療器での症状緩和×ナイトガード調整で “守る” 噛み合わせ治療
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定期メンテナンスでTCH再発予防と噛み合わせの微調整 メンテナンス・PMTCクリーニング
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歯ぎしり、食いしばりによるセラミック・インプラント治療後のトラブルや破折の予防、矯正後の後戻りの予防にも対応
まずはお気軽にご相談ください。「顎が痛い」「詰め物が欠ける」「朝のだるさがつらい」など、症状が続くほど歯や顎関節のダメージは蓄積します。早期診断、早期治療が将来の顎の不調や歯のトラブルを防止できる近道です。
まとめ|継続で“壊さない噛み合わせ”へ
♦舌トレ×咬筋マッサージで日中のTCHを減らす
♦マウスピースで睡眠時の過負荷から歯と顎を守る
♦咬筋ボトックスで強すぎる筋力を一時的にコントロール
♦定期チェックで再発・破折・知覚過敏を予防
恵比寿で歯ぎしり・食いしばりにお困りなら、当院へご相談ください。あなたの症状・生活習慣に合わせて、無理なく続けられる計画をご提案します。
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監修者
- アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿 小川 朗子(おがわ あきこ) 担当科目:一般歯科/専門治療 矯正歯科・点滴療法
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1996年 鶴見大学歯学部卒業
1997年〜2006年 都内開業医勤務
2004年〜南青山デンタルクリニック副院長
2006年 アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿開院
2007年 抗加齢医学会認定専門医取得
2015年 インビザライン認定医取得
2017年 高濃度ビタミンC点滴認定医取得
2018年 インディアナ州立大学歯学部 歯科矯正プログラム認定医取得 - 公式サイトトップへ